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株式会社藤居事務所
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東京都世田谷区代田2-7-6
TEL:03-5431-6513
FAX:03-3411-2800

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食に関するコンサルティング
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外食.com

 

外食.COMに連載中の社長のコラムより

外食.COMに連載中の社長のコラムより
 
ミラノ万博で感じたこと
2015-08-01
  食をテーマにしたミラノ万博を7月末に見てきた。
特に印象に残ったのは 食糧廃棄の山がディスプレイされていた『パビリオン0』である。
この『パビリオン0』では「人類の食糧確保問題」と「飢餓ゼロ課題」が大きなテーマになっていた。
 地産地消・スローフードというけれど今や食料のほとんどは世界中の穀物相場で取引されその影響を
大きく受けている。
現代の資本市場において食料は「食べ物」でなく 取引される「商品」となっているのが
現状だ。 今、世界中が行っている穀物相場取引が証券取引所のように大壁面一杯に表示され、
時事刻々と品名と値段が変動していく様は圧巻である。しかし同時に深く考えさせられる展示でもあった。
思いテーマであると同時に重要な課題と感じた。
 
 
今年の夏はウナギよりも牛肉?
2015-07-15
  7月はウナギの季節である。牛丼各社は一斉に高価格のうな丼を投入しており
店頭は広告のオンパレードになっている。
 しかしながら今年は少し様子が違っていないか? ウナギの話題よりも牛肉の話題と新規出店が
圧倒的に多く、ステーキや熟成肉を扱う新規店が連続しているのである。ウルフギャングの熟成肉
Tボーンステーキ、大量出店を進めるいきなりステーキ、ダイヤモンドダイニングが仕掛けるワンポンド
ステーキのザ・ステーキ六本木など数多くの牛肉新業態が次々と誕生していて話題に事欠かない。
食品スーパーでもオージービーフのバーベキューキャンペーンが大掛かりに行われている。
 この様子だと7月8月のウナギ販売は牛肉に大きく負けてしまいそうだ。
 牛肉消費の急速な増大が秋以降も続くようであれば新たな成長分野として、焼肉に続くステーキ
マーケットが形成されそうだ。
 
 
アジア飲食、大競争時代のはじまり
2015-07-01
  シンガポールの外食ビジネスマーケットが拡大している。
シンガポールにはショッピングセンターが数多くあり競争過多になっているともいわれるが、
フードコートを始めた多種多様な業態がそろっていて、平日でも夜遅くまでにぎわっているのは
驚きだ。そして日本食も多数あり、競争は一段と激しくなっている。
外国人労働者のビザ制限で人手不足は変わらずだが、ミニセントラルキッチンを使用した
独特のシステムで乗り越えようとしている。狭い国土であるから出来るのかもしれない。
 また政府の支援策も活発で人材教育・設備投資に官民一丸となって取り組んでいる。
支援額は投資額の50%から70%と非常に高いレベルにある。
 日本政府も飲食業を含むサービス産業の支援に力を入れ始めたが、
インバウンド観光客の増加をきっかけに一層の努力が必要とされる大競争時代が始まっている。
 
 
 
 
インバウンド観光客はより深く日本の食を求めている。
2015-06-15
  日常的に外国人観光客を見かけることが多くなった日本、特に東京では銀座・渋谷・新宿・池袋と
いたるところに海外からの観光客があふれている。
ホテルも飲食店も多くの外国からのお客様でにぎわっている。
場所によっては日本人よりも多いケースも珍しくない。
 そのせいか、データに見る飲食店の全体数字はここ数か月好調な数字を示している。
アベノミクス効果もあるのだろうが、インバウンド観光で好調な店が多いことも原因だろう。
 今年は1700万人を突破することが確実視されているこの海外からの観光客は、伸びる一方だ。
英語メニュー作成や簡単な会話の練習などから始めて日本人が得意とする「おもてなし作戦」を
考え取り組んでいくことが大事だ。
 オリンピックまであと5年、大手も個人店もコンビニにはできない美味しさ・面白さで新市場を作りたい。
 
 
 
2014年度外食ランキング
2015-06-01
  昨年の外食ランキングが発表になった。
売上不振で大きな減収になっている『日本マグドナルド』だが、小売段階での売り上げは①位で4463億円、
②位は『ゼンショーグループ』の4061億円と ①位と②位の間にはまだ402億円の差がある。
しかし『日本マグドナルド』の不振が長引くと2015年度のランキングでは首位交代となるかもしれない。
 経常利益額でみると①位は再上場を果たした『すかいらーく』で168億円、
②位が『ドトール日レスホールディングス』の100億円で、はじめて大台に乗せた。③位はサンマルクの
78億円である。
 新聞の一面では、伸び率①位の企業を取り上げるが、外食が真の産業となるためには
経常利益額で100億円を超える企業が現在の2社から最低20社くらいは出てこなければならない。
市場の縮小傾向があるとはいえ 新発想・アイデアにより 外食産業発展のチャンスはまだまだあると考える。
 
 
低価格戦略or付加価値戦略
2015-05-15
 ここのところ大手外食企業の決算発表が続いている。
ワタミ・ゼンショーは大幅な赤字決算、 「すかいらーく」は第一四半期が76%増収益と好調である。
 好調企業と赤字企業、外食企業の決算ははっきりとその明暗が分かれている。
その背景には市場の動向をとらえるのに必死のマーケティング活動が見えかくれする。
 5月下旬から吉野家は530円の野菜丼を販売、マクドナルドはサラダをチョイスできる
セットメニューを発売する。
価格戦略なのか付加価値戦略なのか、両面戦略なのか 方向性がはっきりしない。
外食企業自身もどちらに行くべきか方向を定めかねているのが現状だと思われる。
 どちらにも正解がないとすれば、どのような地王を取るべきなのだろうか。
市場が伸びない中で、成長を取り戻すには企業の原点を見直すことが大切と思われる。
ハンバーガーShake Shackの記事を是非お読みください。
 
 
肉市場はこれから伸びるか?
2015-05-01
 ゴールデンウイークが始まりました。
多くの飲食店にとっては売り上げを獲得するチャンスです。 頑張ってほしいと思います。
 バーベキューが人気になっていますが食品スーパーマーケットも肉販売に力が入っています。
世田谷区の駒沢公園で今年も始まった「肉フェス」も多くのお客様をあつめています。
安倍総理も米国議会での演説でTPPをまとめる努力を発表しました。
これからもっともっと肉市場は活性化するでしょう。 
反面、狂牛病問題を我々はすっかり忘れてしまっているようにも感じます。
高級牛肉商品は単価の関係でコンビニも簡単に手が出せないでしょう。
 外食産業にとってチャンスと見るか、一時のブームと見るか 
5月1日号の情報がお役に立つことを願っています。
 私は今日からシンガポールで仕事です。新情報を集めてきます。
ゴールデンウイーク、皆様も遊びに仕事に頑張ってください。
 
 
一段と求められる速さ・便利さ・お値打ちの追求
2015-04-15
 食品スーパーが「惣菜部門」の改革により売上を回復させている。
理由は惣菜・焼きたてパンなど手間をかけずに簡単に食べられる「調理済み食品」を
一層充実させてきたことにある。
 またバーベキュー人気で「肉」の販売増も好調な売り上げに寄与している。
店によっては大きな客席を設けてレストラン並みの利用がある。
 昨年四月の消費税8%に移行した後 多くの外食、コンビニは売上が前年割れとなっている。
先日株価が二万円を達成し一見景気が回復しているように見えるが、実際のところ消費者は
用心深く本当に価値のあるものにしか消費行動を起こさないようだ。
 美味しいものを如何に早く、便利に提供できるか 業態を超えた知恵比べが
これからのキーポイントである。
 
喫茶店はなぜ復活してきたか?
2015-04-01
 喫茶店の現象に歯止めがかかってきたようだ。
団塊の世代が大学生であった頃には今のコンビニ数の3倍以上の約16万店も存在していたが
その後減り続けて現在は約6万店である。その喫茶店がここにきて復活の兆しを見せている。
きっかけは名古屋のコメダ珈琲が関東進出を始めた頃からだろうか。
 先月、すかいらーくが「むさしの森珈琲」をオープンさせて好調だ。4年前にスタートした
ドトール日レスホールディングスの「星野珈琲」も好調だ。ヒットの原因はフルサービスとカフェで
人気のあるパンケーキなどを加えたことにある。
 今後、外食で伸びが期待できるのは退職した団塊の世代と彼らの消費だ。ゆったりとした客席で
時間を過ごすことが出来る喫茶業態はそれにぴったりとはまる。
 
 
ちょい飲みも出来る昔ながらの食堂が復活する?
2015-03-15
 先日、日曜日に仕事をしていて昼時になったので近所の蕎麦屋に出かけた。
 
 主人も亡くなりどうしているのかと思って訪ねたのだが、お客がたくさんいるではないか。 
店は娘さんが旦那と切り盛りしていた。お客は年寄りもいれば若者もいた。
そして目を引いたのは6人ほどのグループ、小学校の野球を指導するボランティアメンバーであった。
ビールを飲みながらカツ煮や天ぷらをつまみに実に楽しそうである。
 
 そして今日また土曜日、今度は同じく近くの中華ラーメン屋に行ったらギターを抱えた若者たちが
たくさんいてシューマイとビールで乾杯だ。
 順次消えていくと思っていた昔の個人経営の食堂が復活し始めているようだ。
もう一度食堂を要チェックだ。  
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