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株式会社藤居事務所
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東京都世田谷区代田2-7-6
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FAX:03-3411-2800
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外食.COMに連載中の社長のコラムより
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米国・病院内マクドナルド、契約更新できず
2015-09-01
今朝アメリカのマックに関するニュースが入ってきた。
公立病院内のマクドナルドがテナント契約の更新を拒否されたというニュースである。理由は
マクドナルドの商品が健康管理に不向きであるということで契約更改が出来なかったのである。
世界に36,000店舗を有するマックだがアメリカ国内でも前年比96%と低迷している。
ファストフードの商品(ハンバーガー・フライドポテト・コーラなど)は肥満・心臓病などの病気を
引き起こす原因になっていると長年言われ続けている。
外食を含む食品業界は健康や商品安全に対する対応を一層強化せざるを得ない状況に追い込まれつつある。
見方を変えると健康志向のファストフードマーケットが広がる可能性が高い。チャンスと見る事が出来る。
ライスバーガーの可能性
2015-08-15
マクドナルドの上期決算が発表になった。
1-6月の売上高はマイナス40%で262億円の赤字である。下期は回復予定というが環境は厳しい。
マグドナルド1号店が開店したのは1971年7月、それからもう44年が経過した。日本人は海外
ブランドが好きだ。現在でも多種多様な海外ブランドが進出しているが ハンバーガーのような
ビックヒットにはなりえていない。
ハンバーガーは単純な商品である。パンに挽肉を挟むだけで簡単に出来上がる。立ちながら、
歩きながらでも食べることが出来る。かたやライスバーガーという商品がある。パンがライスパティに
変わるだけである。これだけ広がっているハンバーガー市場だ。パンをコメに切り替えるだけで
同様の市場を創り出せないものだろうか。
ミラノ万博で感じたこと
2015-08-01
食をテーマにしたミラノ万博を7月末に見てきた。
特に印象に残ったのは 食糧廃棄の山がディスプレイされていた『パビリオン0』である。
この『パビリオン0』では「人類の食糧確保問題」と「飢餓ゼロ課題」が大きなテーマになっていた。
地産地消・スローフードというけれど今や食料のほとんどは世界中の穀物相場で取引されその影響を
大きく受けている。
現代の資本市場において食料は「食べ物」でなく 取引される「商品」となっているのが
現状だ。 今、世界中が行っている穀物相場取引が証券取引所のように大壁面一杯に表示され、
時事刻々と品名と値段が変動していく様は圧巻である。しかし同時に深く考えさせられる展示でもあった。
思いテーマであると同時に重要な課題と感じた。
今年の夏はウナギよりも牛肉?
2015-07-15
7月はウナギの季節である。牛丼各社は一斉に高価格のうな丼を投入しており
店頭は広告のオンパレードになっている。
しかしながら今年は少し様子が違っていないか? ウナギの話題よりも牛肉の話題と新規出店が
圧倒的に多く、ステーキや熟成肉を扱う新規店が連続しているのである。ウルフギャングの熟成肉
Tボーンステーキ
、大量出店を進める
いきなりステーキ
、ダイヤモンドダイニングが仕掛けるワンポンド
ステーキの
ザ・ステーキ六本木
など数多くの牛肉新業態が次々と誕生していて話題に事欠かない。
食品スーパーでも
オージービーフ
のバーベキューキャンペーンが大掛かりに行われている。
この様子だと7月8月のウナギ販売は牛肉に大きく負けてしまいそうだ。
牛肉消費の急速な増大が秋以降も続くようであれば新たな成長分野として、焼肉に続くステーキ
マーケットが形成されそうだ。
アジア飲食、大競争時代のはじまり
2015-07-01
シンガポールの外食ビジネスマーケットが拡大している。
シンガポールにはショッピングセンターが数多くあり競争過多になっているともいわれるが、
フードコートを始めた多種多様な業態がそろっていて、平日でも夜遅くまでにぎわっているのは
驚きだ。そして日本食も多数あり、競争は一段と激しくなっている。
外国人労働者のビザ制限で人手不足は変わらずだが、ミニセントラルキッチンを使用した
独特のシステムで乗り越えようとしている。狭い国土であるから出来るのかもしれない。
また政府の支援策も活発で人材教育・設備投資に官民一丸となって取り組んでいる。
支援額は投資額の50%から70%と非常に高いレベルにある。
日本政府も飲食業を含むサービス産業の支援に力を入れ始めたが、
インバウンド観光客の増加をきっかけに一層の努力が必要とされる大競争時代が始まっている。
インバウンド観光客はより深く日本の食を求めている。
2015-06-15
日常的に外国人観光客を見かけることが多くなった日本、特に東京では銀座・渋谷・新宿・池袋と
いたるところに海外からの観光客があふれている。
ホテルも飲食店も多くの外国からのお客様でにぎわっている。
場所によっては日本人よりも多いケースも珍しくない。
そのせいか、データに見る飲食店の全体数字はここ数か月好調な数字を示している。
アベノミクス効果もあるのだろうが、インバウンド観光で好調な店が多いことも原因だろう。
今年は1700万人を突破することが確実視されているこの海外からの観光客は、伸びる一方だ。
英語メニュー作成や簡単な会話の練習などから始めて日本人が得意とする「おもてなし作戦」を
考え取り組んでいくことが大事だ。
オリンピックまであと5年、大手も個人店もコンビニにはできない美味しさ・面白さで新市場を作りたい。
2014年度外食ランキング
2015-06-01
昨年の外食ランキングが発表になった。
売上不振で大きな減収になっている『日本マグドナルド』だが、小売段階での売り上げは①位で4463億円、
②位は『ゼンショーグループ』の4061億円と ①位と②位の間にはまだ402億円の差がある。
しかし『日本マグドナルド』の不振が長引くと2015年度のランキングでは首位交代となるかもしれない。
経常利益額でみると①位は再上場を果たした『すかいらーく』で168億円、
②位が『ドトール日レスホールディングス』の100億円で、はじめて大台に乗せた。③位はサンマルクの
78億円である。
新聞の一面では、伸び率①位の企業を取り上げるが、外食が真の産業となるためには
経常利益額で100億円を超える企業が現在の2社から最低20社くらいは出てこなければならない。
市場の縮小傾向があるとはいえ 新発想・アイデアにより 外食産業発展のチャンスはまだまだあると考える。
低価格戦略or付加価値戦略
2015-05-15
ここのところ大手外食企業の決算発表が続いている。
ワタミ・ゼンショーは大幅な赤字決算、 「
すかいらーく」は第一四半期が76%増収益と好調である。
好調企業と赤字企業、外食企業の決算ははっきりとその明暗が分かれている。
その背景には
、
市場の動向をとらえるのに必死のマーケティング活動が見えかくれする。
5月下旬から吉野家は530円の野菜丼を販売、マクドナルドはサラダをチョイスできる
セットメニューを発売する。
価格戦略なのか付加価値戦略なのか、両面戦略なのか
方向性がはっきりしない。
外食企業自身もどちらに行くべきか方向を定めかねているのが現状だと思われる。
どちらにも正解がないとすれば、どのような地王を取るべきなのだろうか。
市場が伸びない中で、成長を取り戻すには企業の原点を見直すことが大切と思われる。
ハンバーガーShake Shackの記事を是非お読みください。
肉市場はこれから伸びるか?
2015-05-01
ゴールデンウイークが始まりました。
多くの飲食店にとっては売り上げを獲得するチャンスです。
頑張ってほしいと思います。
バーベキューが人気になっていますが食品スーパーマーケットも肉販売に力が入っています。
世田谷区の駒沢公園で今年も始まった「肉フェス」も多くのお客様をあつめています。
安倍総理も米国議会での演説でTPPをまとめる努力を発表しました。
これからもっともっと肉市場は活性化するでしょう。
反面、狂牛病問題を我々はすっかり忘れてしまっているようにも感じます。
高級牛肉商品は単価の関係でコンビニも簡単に手が出せないでしょう。
外食産業にとってチャンスと見るか、一時のブームと見るか
5月1日号の情報がお役に立つことを願っています。
私は今日からシンガポールで仕事です。新情報を集めてきます。
ゴールデンウイーク、皆様も遊びに仕事に頑張ってください。
一段と求められる速さ・便利さ・お値打ちの追求
2015-04-15
食品スーパーが「惣菜部門」の改革により売上を回復させている。
理由は惣菜・焼きたてパンなど
手間をかけずに簡単に食べられる「調理済み食品」を
一層充実させてきたことにある。
またバーベキュー
人気で「肉」の販売増も好調な売り上げに寄与している。
店によっては大きな客席を設けて
レストラン並みの利用がある。
昨年四月の消費税
8%に移行した後 多くの外食、コンビニは売上が前年割れとなっている。
先日株価が二万円を達成し一見景気が回復しているように見えるが、実際のところ消費者は
用心深く本当に価値のあるものにしか消費行動を起こさないようだ。
美味しいものを如何に早く、便利に提供できるか 業態を超えた知恵比べが
これからのキーポイントである。
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