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株式会社藤居事務所
〒155-0033
東京都世田谷区代田2-7-6
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FAX:03-3411-2800
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外食.COMに連載中の社長のコラムより
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喫茶店はなぜ復活してきたか?
2015-04-01
喫茶店の現象に歯止めがかかってきたようだ。
団塊の世代が大学生であった頃には今のコンビニ数の3倍以上の約16万店も存在していたが
その後
減り続けて現在は約6万店である。その喫茶店がここにきて復活の兆しを見せている。
きっかけは名古屋のコメダ珈琲が関東進出を始めた頃からだろうか。
先月、すかいらーくが「むさしの森珈琲」をオープンさせて好調だ。4年前にスタートした
ドトール日レスホールディングスの「星野珈琲」も好調だ。ヒットの原因はフルサービスとカフェで
人気のあるパンケーキなどを加えたことにある。
今後、外食で伸びが期待できるのは退職した団塊の世代と彼らの消費だ。ゆったりとした客席で
時間を過ごすことが出来る喫茶業態はそれにぴったりとはまる。
ちょい飲みも出来る昔ながらの食堂が復活する?
2015-03-15
先日、日曜日に仕事をしていて昼時になったので近所の蕎麦屋に出かけた。
主人も亡くなりどうしているのかと思って訪ねたのだが、お客がたくさん
いるではないか。
店は娘さんが旦那と切り盛りしていた。お客は年寄りもいれば若者もいた。
そして目を引いたのは6人ほどのグループ、小学校の野球を指導するボランティアメンバーであった。
ビールを飲みながらカツ煮や天ぷらをつまみに実に楽しそうである。
そして今日また土曜日、今度は同じく近くの中華ラーメン屋に行ったらギターを抱えた若者たちが
たくさんいてシューマイとビールで乾杯だ。
順次消えていくと思っていた昔の個人経営の食堂が復活し始めているようだ。
もう一度食堂を要チェックだ。
居酒屋の時代は終わりなのか
2015-03-01
1月の外食売り上げを見ると居酒屋グループチェーンが不振である。
居酒屋が時代に合わなくなってきているともいわれるが、同じ居酒屋でも何度も行きたい繁盛店もあれば
二度と行きたくない店もある。繁盛店とは何かを考えてみた。
駅に近い、サービスに気づきがある、料理が美味しい、大人数でも利用でき提供スピードも早い
、
そして
納得価格、
などなど 基本的なことばかりが出て来た。
ファミ―リーレストランが復活の気配を見せているが
、業態の基本的に立ち返り時代に合うように
見直した結果が出ている。
世界に人気の和食が手軽に楽しめる店は居酒屋が代表選手だ。
増加する外国人観光客も楽しめる店づくりを目指した改革が今始まっているのかもしれない。
期待しよう。
バンコクの日本食にみるタイの経済発展
2015-02-15
2月初旬にバンコクに3日程行ってきた。
市内には次々とショッピングセンターが出来ており
、二大流通チェーンのセントラルグループとモールグループが競争にしのぎを削っている。どのショッピングセンターにも
日本食
の店が軒を連ねており、しかもそのほとんどが繁盛している。
経済発展が消費を持ち上げている
。
屋台では300円ほどで食事ができるが、日本食は安くても1200円以上はかかる。平均では2000円は優に超えていると思われる。物販にも多くの高級店が入っていて、ある意味では東京のレベルを超えている。
飛行機で6時間、人口800万人、
ASEAN経済統合とともにさらに市場は拡大
していく。
日本市場だけを見ているとチャンスを逃す
と本気で感じた。
人手不足問題と24時間営業
2015-02-01
「すき家」が24時間営業を再開した。人手不足から追い込まれたが、改善が進んだとの発表である。
24時間営業は働く人にとってはかなり負担であり、「すき家」に限らず、コンビニ、ファミレス、居酒屋など24時間営業二問題が多いことはよく知られている。すべたが顧客の利便性ということで説明されているが、究極まで売り上げを追求する経済原則に従っているだけとも言える。
この24時間営業は世界的に見てもかなり特異なビジネス形態ではないのか。
市場縮小と人手不足の関係を考え見直すべき時期にきていると考えられる。
従業員満足は24時間営業からは生まれない。
食品の異物混入
2015-01-15
年明けから問題化している食品レストランでの異物混入問題、以前より大なり小なり発生していたが
今回は、昨年チキンナゲット問題で話題になったマグドナルドの記者会見における不手際もあって、
必要
以上にクローズアップされてしまった。
そしてツイッタ―やフェイスブックなどのいわゆるSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)が、当たり前に誰でも簡単に使える時代になったことを改めて認識する事件となってしまった。
日頃から製造・調理OPERATIONに十分な注意とチェック体制を敷いていても、完璧に排除することが難しいとあきらめる事のリスクを、どの企業も感じたことだろう。
トレーサリビィティの導入が進んだのは問題が露見したからであった。
異物混入を完璧になくすための努力
が、改めて要求される時が来たと考える必要がありそうだ
2015年に期待する
2015-01-01
2014年秋からの3か月で急速に進んだ円高の影響が本格化する。食材の多くを輸入に頼っている日本、
特に外食産業への影響は大きい。価格転嫁で乗り切ることが出来るのか、高くてもお客を満足させる商品・
サービスを開発するのか。
企業戦略の真価
が問われる2015年になりそうだ。
ミラノ万博に日本企業が和食・フードコートで出店する。日本外食の本格的な海外チェーン展開のスタート年になるだろう。一方米国では昨年から大変なラーメンブームになっているが、麺の供給、事業の経営ともに日本人によるものではない。事業の大半は欧米人・中国人・韓国人である。
縮小する国内市場は、東京オリンピックまではインバウンド観光客の影響もあり当面何とかなるが、
それ以降は展望が見えてこない。
2015年は
海外市場の本格的な経営開拓に
乗り出すべき年と考える
2015年の外食
2014-12-15
選挙も終わって忘年会が真っ盛り、皆さんはもう終わりましたか?
予約が取れない店も多いようですが、居酒屋市場の縮小傾向は止まりません。
ファミリーレストラン・居酒屋
・ファストフードの三業態が日本の外食市場を引っ張ってきましたが、
どうも居酒屋が一番に息切れし始めたようです。
そして企業別の業績を見ると、好不調がはっきりと分かれています。
そこからわかることは居酒屋業態不振の問題はその市場にあるのではなく企業側にありそうだということです。
現実、今年は海鮮を売りにしたバーベキュースタイルの居酒屋が次々に開店しました。
そして女性や若い人は
「ワインバー」や「バール」といったおしゃれな店に行き
クラフトビール
を楽しんでいます。
よく言われることですが
「時代にあった商売が大事だ」
ということです。
来年も最新の外食情報を追って頑張りたいと思います。良い年をお迎えください。
追い上げられるファストフード
2014-12-01
前号でとりあげた台湾からの新業態、「台湾牛肉麺(ニューロウメン)三照功福(さんしょうこうふく)」のその後の客の入りを見に行ってきた。昼時の赤坂はビジネスマンがあふれるが当日は小雨模様で全体的に客入りが少ない日と思われた。しかし13時を過ぎた30分ほどの滞在でもコンスタントに客が入って来ていた。
開店から一か月半、新しい味に客がつき始めているようだ。
外食、とくにファストフードは店舗数と価格面においてコンビニからの猛攻勢を受けている。現状のままでは簡単には太刀打ちできない状況が生まれている。コンビニの商品開発が外食で成功を収めた品目の後追いであるとすれば、それを迎え撃つには今までにない味やサービス
を高度化していくほかに方法はないと思われる。アジアの食によるメニューの多様化を含めコンビニには真似が出来ない作戦が必要だ。
生活を豊かに便利にと世の中どんどんと変わる
2014-11-15
NHKの朝ドラマ「マッサン」が好調である。それに伴いサントリー、ニッカ両者ともにウィスキーの売り上げが伸びている。木枯らしが吹いて一人前からでもOKの「ひとり鍋用ポーション」も売り上げを伸ばしている。「朝ドラ初めての外国人ヒロインと日本人が作ったウィスキー」「一人分は作りにくい鍋がすぐ出来る便利さ」などがヒットの原因だろう。
「人々は新しい便利さや体験・暮らしの豊かさを求めている」消費税10%へのアップは当面見送りになったようだが油断は禁物、時代は変わっている。2014年も終わりに近づいた。しっかりと来年は何をすべきか考えよう。
寒くなってきたようです。お風邪などひきませんように。
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