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株式会社藤居事務所
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食に関するコンサルティング
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外食.com

 

外食.COMに連載中の社長のコラムより

外食.COMに連載中の社長のコラムより
 
●ビール市場の縮小がもたらす変化
2018-03-15
2月28日、ビール大手三社は3月より値上と発表した。
ビールは長期低落傾向に歯止めがかからず13年連続で出荷量は過去最低を更新した。
ちょい飲みの目玉商品になっている飲食店のビールも価格改定に踏み切らざるを得ないだろう。
背景には低価格で手軽に飲めるRTD(Ready To Drink )と呼ばれる果汁の入った缶酎ハイなどの
躍進がある。その伸び率は高くアルコール度数が9%と高いものから3%と低いものまで
製品ラインナップは多種多様である。
またアルコール度数がゼロのノンアルコールビール(アルコールテイスト飲料)も注目株である。
●この状況は若者の飲酒離れだからという理由だけではかたづけられない別の理由があるのだろう。
アルコールにも多種多様な楽しみを求める消費者が増えているとすれば、
それは新たなビジネスチャンスになる。ドリンクメニューの見直しが必要だ。
 
●新文化と新市場
2018-03-01
●ドラッカーは「顧客創造」と言ったが、この発想は企業側が技術・サービスを使って
顧客需要を創り出す発想だ。しかし今や時代はモノ消費からコト消費にシフトしている。
顧客が求める価値観も世代や客層により大きく異なっている。成熟市場の日本では
新しい価値観を持った人々が増えている。新しい価値文化が生まれつつあるのだ。
外食ではチェーン業態に代わって個性的な飲食店が人気を得ているが
これは強い個性化消費時代の始まりといえる。これからは顧客が求めている希望や幸せ感を
商品・サービスを通じて創り出すことが求められている。
●新しい価値文化とは何か?世代により客層によりそれらは違っているが
共通しているのは他人の目を気にしない自分が幸せを感じることできる価値観である。
外食企業は 顧客が作りだす新しい価値観や文化を支える商品・サービスを
提供する責任を負っている。
 
●オリンピックに向けての外食市場
2018-02-15
●新年早々、米国から大手外食チェーンの経営幹部が来日した。請われて半日
都内の外食を案内したが 繁盛店で彼らは熱心に写真を撮ったり その理由を細かく
聞いたりもしてきた。 我々にとっては当たり前のことでも彼らにとっては
驚きの感じであったようだ。人不足、原材料の値上がり、中食との競合など
経営問題も多いことも説明したが, 日本市場はまだまだ魅力的な市場と映った
ようだ。これからの日本市場に大きな期待を持っていることが確信できた。
●日本には過去多くのアメリカン外食ブランドが進出してきたが、成功も失敗もあった。
彼らがこれからの日本市場に期待しているのは増え続けるインバウンド観光客や
東京オリンピックに向けて景気の拡大に伴うビジネスチャンスである。
チャンスをものにするのは日本の外食でもなく米国企業でもない。
新しい価値商品とサービスを提供できる企業である。
 
●変わる外食のライバルと新価値観
2018-02-01
●先日マクドナルドの新製品「ダブチバーガー」の新発売に合わせてTBSのニュース番組から取材があった。
 「好調なマクドナルドに比べて 他のチェーンはなぜ不振なのか」という質問であった。
 確かに、ここ二年間にわたるマクドナルドの業績回復には目覚ましいものがある。
 理由として一等立地に2800店ある優位性、SNSを使った話題作りのマーケティングなどが勝因、
 現在の客はモノよりもコトに関心が高い。さらにコンビニ・スーパーの100円コーヒーや客席導入なども
 大きく影響している。などと回答した確かにファストフードのライバルだ。
●食の競争は人々の価値観や生活スタイルに大きく影響される。急速な高齢化や人不足が
 新しいサービスや商品を生み出している。800円を超えるシェイクシャックバーガーが
 まもなく東京ドームなどに出店して10店舗となる。ここで食べるお客の動きに注目だ。
 
 
人手がかからない新業態開発
2018-01-15
●ロボット開発や自動運転によるビジネス開発が大きな注目を浴びるようになってきた。
外食ではトリドールがハワイの人気シーフード店「クラッキン・キッチン」の全米展開を始めると
発表した。好きなカニを自分で選び、テーブルで勝手に食べるために人手はあまりかからない。
消費者の要望を取り入れるのはもちろんだが回転ずしや焼肉業態のように深刻な人不足を背景に
人手が少なくてすむ新業態の開発が今後大きく進むと予想される。
●マクドナルド・かつや・天や・吉野家・富士そばなどクイックに料理を提供できる業態は
調理人が不要で、また人数も少なくて済む。業績もおおむね好調だ。
厨房機器の自動化・キャッシュレス会計などと合わせて新業態には省力化・高生産性を実現できる
仕組みが必須だ。美味しさ・楽しさ・便利さを追求する新たな食の戦いがすでに始まっている
 
●食市場が大きく変化する2018年
2018-01-01
●明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
東京オリンピックが近づいてきました。今上天皇様のご退位も決まりました。
株価は3万円を狙います。
2018年、企業は一斉に新規投資に舵を切る年になっていく気配です。
皆様の会社はどんなビジョンですか?
●外食には大きな変化が訪れそうです。
停滞する外食市場に対して中食は伸びを見せています。
総計データに示されない変化が起きています。
団塊世代の後期高齢者入り、高まる食事準備の外部化、ちょい飲みの拡大、
急速なキャッシュレス社会への移行、無人店舗の増加など
目が回るような変化が起きる2018年になるでしょう。
限界がささやかれるコンビニですがドラッグストアーも弁当に参入しました。
挑戦の気概を持って頑張りましょう。
 
伸びる中食の「調理キット」
2017-12-15
●外食と中食の競合が始まって久しいがこの中食にも変化が起き始めている。
中食の市場規模は約9兆円で外食市場の三分の一にまで拡大しているが、その実態は弁当、
惣菜、冷凍食品などのシェアが大きく働く女性や高齢者の増加が背景にある。
 またコンビニが立地と店舗数の大きさを活かしてこの中食市場に一段と力を入れ始めていて
競争も激しい。
●しかし総菜や弁当を買ってくるよりもやはり作り立ての美味しさにはかなわない。
そこで中食の「調理キット」メニューが人気になりつつある。肉・魚・野菜などはカット済み、
調味料も必要な分だけがセットされている。あとは手順に従って料理するだけで美味しい料理ができあがる。
忙しいと言っても家族の食事準備に責任のある主婦にとって便利なようだ。
有名レストランの調理キットも出始めており今後、市場は拡大の方向にある。
 
トランプ大統領と安倍首相が食べたハンバーガー
2017-11-29
●米国大統領と阿倍首相が一緒に食べたハンバーガーはグルメバーガ ーであったが
どこのハンバーガーだったのかと話題になっている。
提供したのは 米国を代表するハンバーガーの王者マクドナルドでなく、日本人が経営する
個人店で 芝公園の裏手にある“マンチズ・バーガー・シャ ック”という店だ。
アメリカ牛を使い手作りにこだわっていて評価は 3.65。最近増えている
グルメバーガーショップの一つだが、なぜ選ばれたかはわからない。
●いま日本には 大手のマクドナルドやモスバーガーがあるが 市場の伸びは止まっている。
ファ ーストキッチンウェンディーズのように業界の再編も進んでいる。
しかし反対に 1000円を 超える個性的なグルメハンバーガーショップは増えていて、
ラーメン業界の競争に似てきてい る。
 マックの復活を見てバーガーキングも再挑戦を開始。今後の動きに注目だ。
 
ファストフードの原点はどこに行った?
2017-11-15
 ●“うまい・安い・早い”をモットーに単品経営で躍進を遂げ、牛丼ナンバーワンになった吉野家だが
 ここ数年単品メニューから脱却していく方向に舵を切っている。
 吉野家は店数で「すき家」に抜かれ、定食を早くから始めた松屋などの定食チェーンにも
 対抗せざるを得なくなっている。今や牛丼だけの販売による究極の効率化は終了してしまった。
●ファストフードの概念が日本に入って47年たつが市場の伸びはなくなった。
 定食メニューの導入は客単価アップにつながりオペレーションは複雑化する。単価の高い
 ファストカジュアル業態も増えており競争は一層激化している。ファストフードの原点は
 美味しい食品が手軽な価格で素早く提供されることにあったはずだ。しかし現状を見ると高単価メニューが
 多くなり時には1000円を超える。もはやこれではファストフードとは言えないと思う。
 
なぜか拡大が続くコーヒーショップマーケット
2017-11-01
●ドトールコーヒーが多摩堤通りのロードサイドに「ドトール珈琲農園」なる店を開店させた。
 すでに星野珈琲で1000円を超える客単価業態を成功させているが、今度はさらに大型の店舗で
 客単価も1500円を超える新業態である。
 コンセプトは創業者の鳥羽氏が開設したハワイのコーヒー園がテーマになっている雰囲気である。
 席数は112席と大きく客席の作り方もゴージャスに仕上げている。
  また出店が続くコメダ珈琲も、従来難しいとされていた新宿歌舞伎町や都内の交差点角の
 視認性が取れる場所に出店を加速させている。
●タリーズやスターバックスも順調に店舗数を伸ばしておりコーヒーショップの市場拡大が続いている。
 しかもどの店もそれなりに高い集客力を持っている。
 市場拡大の背景にあるのは新しい利用の仕方なのだろう。コーヒー+スマホ+軽食族が多く見受けられる。
 
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